窓を開けたら |石原さとみ
窓を開けたら
出演:石原さとみ /筒井道隆 /小林稔侍
NHKエンタープライズ/コロムビアミュージックエンタテインメント
発売日 2003-09-25
第26回創作テレビドラマ脚本懸賞公募の優秀作の映像化。例年は最優秀作が映像化されているが、この回は最優秀作がなかったため、優秀作に選ばれた本作がドラマ化された。ちなみに、授賞時のタイトルは『春が来た!Miracle has come』だったが、同局で同名の時代劇が放送されたため、タイトルが変更になっている。
交通事故で死んだ恋人は自分が殺したのだとの自責の念にさいなまれ、不登校になった女子高生のうさぎ(石原さとみ)。そんな娘を見かねた母によって、今は雪国で蕎麦屋を営む叔父・泰三(小林捻侍)に預けられている。心に傷を負い、現実から逃げるような日々を送るうさぎだったが、店の常連客である中学教師の三沢(筒井道隆)には次第に心を開くようになっていく。
雪解けの訪れとともに、うさぎの心の闇が溶けていく様が誠実につづられていく。ドラマに充満する湿気のあるさわやかさを見事に体現しているのが、これがドラマ初主演となった石原さとみ。冒頭の非常階段に身をのり出すシーンからその存在感は際立っており、凛(りん)としたナレーションがこのナイーヴなドラマに力を与えている。雪に覆われた山並の美しさには、心が洗われるよう。(麻生結一)
公募作品、今後に期待します 2004-01-12
身近な人が死ぬというのは本当につらいもので、
たとえ関係なくても‘自責’に追いやられるかも、と思えてしまう。
主人公‘うさぎ’が弱いのではない。
周りで受け止める大人がだらしないのである。
このドラマの主題ではないが、いろいろな理由があるとはいえ、
実娘を兄に預けるというのは、果たして親としてはあまりにも
だらしない、と考えるところ。ドラマは派手な事件エピソードはなく、
主人公の‘うさぎ’の内面の描写を中心に、
小林稔侍扮する伯父‘泰三’とのぎこちないコミュニケーションや
高校教師・三沢への想いで綴られていく至ってシンプルなもの。
公募入選作品だからかNHKだからか過剰な演出もなく好感が持てた。
NHKと民放を比べてはいけないだろうが、目新しさの設定や、ショッキングな事件、テンポ重視の展開を追求するよりも、
こういう作品を放送してほしいと思う。
清々しい気分を味わえる、素敵なドラマ 2003-10-07
心に傷を持った少女「うさぎ」を石原ひとみが好演しています。また、傍役の小林捻侍がシブく魅力的で、ドラマ全体に落ち着きを与えていて、イイ感じでした。雪国を舞台に話が展開されますが、雪景色の美しさは本当に心が洗われるようです。 主題歌の「音木箱」は一青窈がドラマに合わせて作ったということですが、心を揺さぶるような素敵な歌に仕上がっていて、このドラマの魅力を一層引き立てているように感じました。 エンディングに出て来る主人公のパソコンが、私と同じ機種だということでさらにポイントアップです。こんな単純なことでも何かを好きになったりするものなんですね。 爽やかな後味の残る、素敵なドラマでした。 本編45分+特典映像5分ですが、欲を言えばもう少しメイキング映像などを入れて欲しかった。
落ち着いた雰囲気のドラマなので、BGVとしてもオススメです。
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